イカゲームの元ネタ
①事件:兄弟福祉院
イカゲームの元ネタとして、実在の事件「兄弟福祉院事件」が挙げられる。
1970年代から1980年代にかけて、韓国に存在した福祉施設は、浮浪者や孤児を不当に収容し、強制労働や暴力が行われていた。
その結果、600人以上の犠牲者が出た。この事件の非人道的な要素が、イカゲームのデスゲーム構造に影響を与えたという説がある。
②韓国の社会問題
イカゲームには、韓国社会が抱える格差や借金問題が色濃く反映されている。
参加者たちが金銭的な追い詰められた状況から命がけのゲームに参加する姿は、現代社会の苦しい現実を象徴していると言える。
これが作品の中核テーマであり、多くの視聴者に共感と衝撃を与えた。
③日本のデスゲーム作品
さらに、日本のデスゲーム系作品も元ネタの一つとして挙げられる。
特に「賭博黙示録カイジ」や「バトル・ロワイアル」、さらには「神さまの言うとおり」など、多くの作品がイカゲームと類似点を持つ。
運命を賭けた極限状況での人間模様や心理描写が共通しており、このジャンルの影響が伺える。
④聴覚障害者学校での事件との類似点
また、韓国の聴覚障害者学校で実際に起こった性的虐待事件を描いた映画『トガニ 幼き瞳の告発』も、『イカゲーム』と同じファン・ドンヒョク監督の作品である。
この映画は、社会的弱者が虐げられる現実を描いており、『イカゲーム』のテーマとも通じる部分がある。
監督自身が社会問題を扱う作品を手掛けている点からも、『イカゲーム』が実際の事件から影響を受けている可能性は否定できない。
⑤過去の剣闘士文化
古代ローマの剣闘士試合や類似の闘技文化が作品に影響を与えた可能性もある。
特に、極限状況での人間模様や戦いの描写は、過去の闘技場での光景を彷彿とさせ、観客を楽しませるための冷酷な競技という共通点が見られる。
イカゲームの口コミ
兄弟福祉院事件が元になっていると知ってさらに衝撃を受けた。
韓国社会の問題をドラマにするなんて、考えさせられる作品だ。
日本のデスゲーム作品と似ているけど、また違った面白さがある。
古代の剣闘士を連想させる要素が面白い。