東方の元ネタは日本神話?中国道教?ゲーム文化?文学作品?伝説の妖怪?

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東方の元ネタ

①日本神話との関連性

『東方Project』には、日本神話を連想させるキャラクターや設定が多く登場する。

例えば、八坂神奈子と洩矢諏訪子は、長野県・諏訪大社に伝わる「洩矢神」と「建御名方神」をモチーフにしていると考えられる。

また、天照大神を彷彿とさせる八雲紫や、月の民の設定は『竹取物語』に見られる天人伝承に由来している可能性が高い。

②中国道教の影響

『東方Project』には、中国の道教をベースにしたキャラクターや設定が登場する。

豊聡耳神子は、歴史上の聖徳太子に道教的要素を加えたキャラクターである。

また、秦こころの能力「喜怒哀楽を操る程度の能力」は、中国の伝統芸能である「変面」から着想を得ていると考えられる。

これらの要素から、東方シリーズは日本神話だけでなく、中国道教の影響も受けている可能性が高いことがわかる。

③シューティングゲーム文化との関係

『東方Project』は弾幕シューティングゲームとして知られているが、そのルーツは1980年代から90年代にかけてのアーケードシューティングゲームにある。

弾幕パターンの独自性やスコアシステムの工夫は、過去の名作シューティングゲームの発展形と見ることもできる。

④文学作品の影響

東方のストーリーやキャラクターには、文学作品を元にしたと思われる要素も多い。

例えば、西行寺幽々子は『西行物語』の主人公・西行法師に由来するいわれている。

また、博麗霊夢の「博麗」という名は、夢枕獏の小説『陰陽師』シリーズに登場する「博雅」から影響を受けた可能性もある。

『東方香霖堂』のように、東方独自の世界観を文学的に表現した作品も存在する。

⑤伝説の妖怪や伝承との関係

東方のキャラクターの多くは、日本や中国の妖怪・伝承を基にしている。

例えば、射命丸文は天狗伝承、藤原妹紅は不死の伝説を持つ「かぐや姫」のライバル的存在として登場する。

水難事故を引き起こすとされる「村紗水蜜」は、海坊主や船幽霊の伝説に由来している。

こうしたさまざまな要素は、東方のキャラクターに深みを与え、プレイヤーに考察の余地を与えている。

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東方の口コミ

東方の元ネタは神話が多いけど、道教の影響も結構あるよね

弾幕シューティングの歴史を考えると、東方がここまで人気になったのも納得

文学作品や伝承を組み合わせて、あんなに独特な世界観を作り上げるのはすごい